過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こうした本の作り方は、これまでにやったことはない

長澤靖浩さんとのFacebookでのやりとりから本作りの試みが始まった。仮題『遙かなる今ここ〜瞑想を超えて〜』である。

ぼくは出版プロデューサー。産婆役、マラソンの伴走者っていうような位置だ。最初はインタビューしてぼくが書こうかとも思っていたけど、長澤さんはものすごく文章力ある作家なので、本人がどんどんと書いていく。体験からあふれでてくるものがある。

ぼくはSkypeなどで質問していく。雑談していく。GoogleDocumentを活かして、確認していく。そこから、次々と素材が浮かび上がってくる。

Facebook上で、非公開のグループをつくって、原稿化していきながらも、長澤さんがタイムラインでも投稿していく。そうすると、みんながコメントしてくれる。その過程で、さらに深まっていく。わかりやすくなっていく。

さて、出版社がきまっているわけではない。まずはサンプルをつくって出版社に企画提案していくことになる。ぼくが営業していく。出版社がきまれば、本格的に原稿化していく。ぼくは編集的な実務にかかわるということになる。

……こうした本の作り方は、これまでにやったことはない。けれども、おもしろい展開になるような気がする。

なにごともそうだけど、当初の思惑、ねらいを離れて、なにかあたらしい流れか起きることがある。どうなっていくのか、見えているわけではないが、手応えは感じている。