過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「ぼくが発達障害だからできたこと」市川拓司著

朝、寝床で読んだ。「障害と一緒にぼくは生きてきた」の章がいい。とっても読みやすい、やさしい文体。

図書館にリクエストしたときは、「いま、会いにゆきます」(映画化もされ140万部も売れた)の市川拓司さんの著作とは気づかなかった。

へぇぇ、発達障害だっんだ。精神医学的診断は、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)とアスペルガーにほとんど該当」なんだそうな。

一作目は「書かずにはおれなかった。自己治癒のための執筆」そして、妊娠中での奥さんに読んでもらために書いたという。

発達障害者のサンプルを見せたい。僕がこの本を書いた最大の理由はそこにあります。レッテルやキャプションをつけるだけでは、ダメなんです。実際に生きて、動いて、しゃべっている、僕という発達障害者のサンプルのひとつを見せることによって、一般の人たちにビビッドなイメージを喚起してもらいたかった」。そのように市川さんは述べている。