過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ブッダとイエスは、死者の葬儀についてどのように

ブッダとイエスは、死者の葬儀についてどのようにブ述べているだろうか。

まずはイエス。弟子のひとりがイエスに言った。「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」。イエスは彼に言われた、「私に従ってきなさい。そして、その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい」(マタイによる福音書

そしてブッダ。死の直前に弟子のアーナンダが「尊師の死に際してわれわれはどうしたらよいでしょうか」と問うた。それに対してブッダは答える。

「お前たち(出家=僧侶)は遺骨の供養(崇拝)にかかずらうな。葬儀のことは在家(僧侶ではない)の人たちに任せなさい。お前たちは、正しい目的のために努力せよ。正しい目的を実行せよ。正しい目的に向って怠らず、勤め、専念しておれ」と言われた。(マハーパリニッバーナ・スッタ)

エスブッダも、死者については、関わりあうなという姿勢である。ともに、生きる人のための教えである。(イエスが死者を蘇らせたという記述が聖書にある、その論議はここでは置く)