過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

びわの葉療法、代替療法のワークショップ

お寺について、投稿を続けている。「おくり」の本質は家族であり遺族である。家族、遺族の心のこもった、看とりとおくりこそが本質。また、仏教の本義に照らせば、お寺は、生きるための教え、生き方の実践と知恵を伝える場であってほしいと思う。

なので、そこに立つとき、葬儀だけに特化したようないまのお寺のあり方には、やはり疑問はあるところ。

もちろんお寺のはたしてきた役割は、大きな意味がある。地域に貢献し、きちんと供養をされているお坊さんたちのことも知っている。

お寺のありように対して、ただ批判するだけではない。地域に貢献している、人々のお役に立っていることもお寺の活動も紹介していこうとしているところだ。

また、この二年間で「神社・寺カフェ」として、浜松市の文化事業で、地域に貢献するお寺や神社のネットワーク作りも行っている。一般の訪問者の方には、とても感謝されている。参加いただいたお寺や神社にもおおむね好評だ。(まあ、お寺はなかなか敷居が高くて、協力を得られなくてかんたんではないんだけれども……)

さらには、「神と仏のオープンカレッジ」を考えている。こちらも、市の文化事業に採択してもらおうと、企画している。ポイントは、プロジェクトの事業資金と市という信頼度である。

ともあれ、こうした活動の中で、心ある住職や神主に知り合いができたことは、おおきな財産になった。そのご縁で、お寺や神社をお借りして、ワークショップや集いの場として、利用させてもらう流れもできつつある。

先日も、がん患者の集い(がんサロン「ホ・オポノポノ浜松」)で、びわの葉療法、代替療法のワークショップが行われた。禅寺の金地院さん、真言宗の長楽寺さんをお借りすることでできた。葬式や法事の場だけではなく、こうした一般の人々の集いの場として、お寺が開かれた場になっていくことは、意義があると思う。