過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

さあ眠ろうとすると、目が冴えてしまう

 なかなか眠れない

寝床に入っても、眠りにつくのが、ものすごく悪い。そして、眠りも浅い。それは、もう何十年とそうなので、仕方がない。

ぼくは高校時代、交通事故で頭を二度打っていて、頚椎に問題ありで、頭の疲れが抜けないようになってしまっているのがひとつの要因。これは整体の先生の診断だけど。

さあ眠ろうとすると、目が冴えてしまう。頭のなかで想念がぐるぐると渦巻く。眠るぞーと思っていると、逆効果になる。眠るつもりはないんだよ、と自分に思い込ませて、いつの間にか眠ってしまうのがいいわけだ。

 寝床に司馬遼

それで、近ごろは寝床に司馬遼の本をおいている。司馬遼が40年にわたって書きためたエッセイ集だ。「司馬遼太郎が考えたこと」全15巻。これを適当に開いて読んでいる。読んでいるうちに、いつしか眠ってしまっている。

松本清張だと、どんどんと読み込んでいって眠れなくなってしまうし、司馬遼の長編小説も読み込んでしまう。ので、眠りに入るにはエッセイがいい。もちろん内容もいい。一編一編、なるほどなあと、そうだったのか、と考えさせられて、空振りはない。

ま、眠れなくてもなにかしら学びになっているんだ、ということで、仕方なく納得しているわけなんだ。

おもしろいもので、徹夜でこの仕事をしなくちゃいけないぞ、今夜は眠っちゃいけない、なんていうときには、とたんに眠くなる。まあ、所詮は、そんなものだなぁ。