過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

静岡新聞に、記事が掲載された

「空き家相談窓口開設」と「空き家見守りサービス」のチラシを、春野町に新聞折込した。今朝は、静岡新聞に、記事が掲載された。

過疎・高齢の勢いは止まらない。春野は10年で22%の人口減だ。田舎暮らしがいいといっても、「仕事ない」「貸してくる空き家ない」「地域の閉鎖性」という3つの障壁がある。これは、全国の過疎地に共通したところ。

「仕事ない」……雇用なくても、自分で仕事を作ればいい。山里は生活コストも安くて快適だ。「地域の閉鎖性」……コミュニケーション力があれば、問題ない。「貸してくる空き家ない」……ここがひとつのネック。若い世代はお金がないので、空き家を利用したい。廃屋に近いよう家でも、自分で修理して住むことができる。お金があれば、土地は安いので家を建てればいい。セルフビルドもたのしい。

貸してくれる空き家があれば、若い世代の移住はすすむ。そうして、「空き家」はたくさんある。いたるところ「放置空き家」ばかりだ。しかし、貸してくれるかというと、むつかしい。そこは情報をつかむしかない。それで、このようなチラシを配布したわけだ。

ただし、空き家の所有者が地元にはいない。まちなかに行ってしまっている。その人たちには、届かない。けれども、まあこうして、定期的にチラシをまくことで、口コミで伝わっていく。そういう流れづくりのひとつの仕掛け。

経費はかからない。チラシのデザイン、文章すべて自分で作るので、印刷費だけ。3,000枚で1万5千円。折込チラシは、1枚3円で1700世帯。5千円余。新聞の掲載は、タダ。総額2万円の広報ということになる。