過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

シフトレバーでギアチェンジするように

いそがしい? と聞かれると、「もう、いっそがしくて、たいへん」というような答えかたをしてしまう。まあ、たしかにいそがしいのは事実なんだけどね。

というか、たぶん気持ちがのんびりできていない。やることちゃんとやってないので、あれやらなくちゃ、これもやらなくちゃと追い立てられている日々なわけだ。

いつも、「ひまだよー」という友人がいる。これまで、「ひまで仕方がないよ、仕事ない?」と言ってやってきたという。かれから、いそがしいという言葉を聞いたことがない。それでいて、やることは人並み外れてたくさんやっている。

「ああ、いそがしい。いろいろやることがあって、たいへんだ」という文脈で生きていたら、すべてがそうなってしまう。「ああ、かなりひまだよ。いろいろあるけど、基本ゆったりだからね」という文脈にシフトしないと。

シフトレバーでギアチェンジするように、ありようをシフトしないといけないね。シフト(Shift)というのは、いきなりの変化、変容という意味合いがある。徐々に、ではなくて。いきなり、ギアが変わってしまう。それがシフトと。

で、たいせつなことは、ダラダラした時間を過ごしていたとき、「さあ、やるぞ」となったら、いきなり超集中して仕事をこなしてしまうこと。それこそ、ギアをシフトしてトップスピードに切り替えてしまうこと。それがないと、気持ちだけゆったりねえ……となっても、そうはいかない。