テーマは「神社・寺カフェで地域を結びなおす」。今年、主催した「神社・寺カフェ」を通して、いろいろなお寺の活動と地域とのむすびつきについて、話させてもらうことになった。
昨年に続いて、市の生涯学習課主催の「地域づくり人材養成講座」の講師をさせてもらうことに。11月12日、南部協働センターにて。
その打ち合わせに、藤沼さん、山中さんたちが来ていただいた。でも、もっぱら話題は、「看取り」と「おくり」について盛りあがる。
ぼくの主張はこうだ。仏教の本義から照らして、お坊さんが葬儀にかかわる必要はないこと。医者に看取りをしてもらい、お坊さんにおくってもらうのは、おかしい。子どもが親を看取り、子どもが親をおくるのが本義。親をおくるのに、お経は必要ないこと。
すべてのお経は、生きているひととのためのもの。死者の供養のためのお経などひとつもないこと(チベット死者の書や中国由来の偽経はのぞく)。葬儀は出家の儀式であり、戒律を保つことで戒名がある。しかし、戒名を授けるひと(お坊さん)が、戒律を保っていないという矛盾。墓に先祖がいるわけがないこと。日々の供養、手元供養がいい。……そんなことを話した。
来年のテーマは〈看取り〉と〈おくり〉になりそう。連続シンポジウムを企画して、冊子をつくっていくつもり。田んぼ仕事、山里のネットワーク作りもたいせつだけど、本業の仏教関係のことをふかめていきたい。第二回目の「神社・寺カフェ」の企画も、もう動き出さねば。