過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「はざし屋」がやってきた

「はざし屋」がやってきた。お米をポン!と「はざし」して甘く仕上げる。いかにも昭和のお菓子だ。そのポン菓子の移動加工するはざし屋が春野にやってきた。

玄米7合と砂糖1キロもってきたら、つくってくれる。固めたお菓子にするのが千円、パラパラのお菓子なら600円。つくっているのを眺めているのが楽しい。できたお菓子は、手でかかえられないほどの量になる。

このおじさん、キャラがすごい。下品で口が悪い。「やい、ばばあ。はよゼニ出せ」という調子だ。ランを見つけると、「おいこら、クロこっちこい」と怒鳴る。ランは怯えて近寄らない。

この仕事をして37年になるという。これからどこに行くのかというと、信州に行こうかなどと言っていた。泊まるのも車中泊。しかし、こんなひとは、たのしい。滅多にいないからね。