過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

定住促進は、地元の人が動いてくれると大きな胎動に

昨年、移住したいということで空き家を案内した元さんの家がきまった。川上という春野でもはるかに山奥の集落に。川根町のほうが近い。そのまた、山奥の一軒家をかりることができた。かなり広い家だ。いま改装中。

富田自治会長が、いろいろと世話をしてくれた。そして、集落を上げて移住者の歓迎会をやってくれる。6月18日の13時から、バーベキュー大会。改装した家で元さんの家で行う。地元の人が来る。元さんの友人が来る。役所の人がくる。

過疎化が著しく、若者がいない。このままでは消滅してしまうという集落がたくさんある。けれども、地元の人に危機意識があるかというと、そうでもない。なんとか暮らしてきたし、しかたがないという思いまがあると思う。また、移住者の受け入れに否定的なところもある。集落の秩序が乱されるのも困るところだし。

そのなかにあって、この川上の集落は、自治会長が先頭に立って、移住者を暖かく迎え入れようとされている。ぼくのいろいろな企画の話も聞きたいということで、呼んでもくれた。そういう自治会があるというのは、ものすごく貴重なこと。ありがたいこと。定住促進はなんといっても、地元の人が動いてくれると大きな胎動になる。池谷さん、大いにマスコミにも知らせてよと富田さんが言うので、新聞社に取材をお願いした。明日は、テレビ局にも。