過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田んぼ仕事は、朝一のミーティング

田んぼ仕事は、朝一のミーティングから。スケッチブック形式のホワイトボードを広げて、みんなで打ち合わせ。ここの畦を補強して、ここの水漏れをチェック。こちらから、水が流れてくるので、こう迂回させて……と、図示しながら確認していくのがいい。

さて、昨日から代かきのスタート。田んぼは6枚。沢から水を引く。心配なのは水漏れだ。昨年は、水漏れがするために、つねに沢の水を入れていた。そのため、水温が上がらず、稲は発育不良だった。今年も水漏れは改善されてはいない。半日で干上がってしまう。畦を補強してみたものの、うまくいかない。新しく借りた田んぼは20年余の耕作放棄地。こちらも、水漏れが心配だ。

水が干上がると、土が露出する。そこから雑草がすごい勢いで生えてくる。アイガモ農法をやっても、ヒナたちは、水の中の草や虫を食べるが、土に生えてきた草は食べてくれないだろう。

こうして、次から次へと難問がせまってくる。ひとりじゃ、めげてしまう。ところが、仲間とやれば、なんとか乗り越えていけるものだ。みんなで知恵を絞って、試行錯誤して、役割分担してやっていく。そこが、田んぼ仕事の醍醐味ではある。