過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

種籾を発芽させて苗に育てる

田植えの前のたいせつな仕事。種籾を発芽させて苗に育てる。その第一日目。なにしろ初めての体験なので、ネットで調べ、経験者に聞いて。でも、人によっていろいろやり方がちがう。

種籾はぜんぶで15キロ。コシヒカリキヌヒカリ、サガビヨリの3種類。まず、60℃のお湯に5分間、浸して消毒。それから、冷水につける。毎日、水を取り替えて、一週間くらいで芽が出てくるはず。

つぎに、土を敷いた育苗箱に種を蒔いていく。その数50箱。覆いをして、保温と保水をする。7日くらいで2〜3センチの苗になる。覆いを外して寒冷紗をかけて1周間くらい。寒冷紗を外して、日光に当てる。その間、朝晩の水やり3〜4回。苗が15センチくらいに育ったところで、田植えり苗ができる。おそらく30日後くらいになりそう。ということで、6月10日あたりが田植えか。そうして、アイガモの雛たちを放つのは、6月20日くらいか。

昨年は2反(2,000平米)の田んぼで、およそ500キロの収穫だった。今年は倍の4反(4,000平米)の田んぼ。土の力が落ちているし肥料なしでいくので、おそらく800〜1000キロくらいの収穫かな。アイガモ農法がうまくいくかどうか、にもよる。うまくいけば、一粒の種が100倍になる。翌年は、その100倍で1万倍ということ。すごいね、種というのは。