過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

SNSによって人と人がつながっていく

Facebookやブログで、日々、発信していると、人のつながり、手応えが感じられる▲「はじめて会った人なのに、どうしてこんなにぼくについて詳しいんだろう」と不思議に思うと、その方は、ブログを読んでくれていた。うどん屋に入ると、「池谷さんですね」と親しそうに店員に話しかけられて、びっくり▲なんのアポもなく、いきなり山奥の家を訪ねたとき、むこうから「池谷さんですね、会いたいと思っていました」とむかえてくれたことが、二度あった。みんなFacebookやブログを見てくださっていた。

Facebookをはじめて5年。その前はmixi。その前は、ニフティサーブパソコン通信が主流だった。こちらは、もう20年くらい前になる▲以来、いまでも交流している友人がたくさんいる。ふるい友人があらわれて、旧交があたたまる。はるか九州や北海道から、訪ねてきてくださる方もいる。そしてまた、友と友がつながってゆく。

仕事をいただくのも、こうしたつながりが大きい▲吉野の金峯山寺の本を作らせてもらったのもそうだ。いますすめている原始仏教の本もそうだ。ブログをよんでいた友人が、「池谷さんに子どもが生まれたそうだよ」と出版社の社長に話したことがキッカケだった▲先日は、九州の大寺院の方から、仕事をいただいた。まだお会いしたことはない。「よくわたしを見極めてからがいいんじゃありませんか」と言うと、「いやいやFacebookの発信で、よく暮らしぶりや人柄がわかっていますので。そして、直感です」と。なんとも、ありがたいことだ。