過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ふんだんにある土地を活用するビジネスの可能性

この山里は過疎地で、人がいない。ふんだんに土地はある。わがやの敷地は2,000坪くらい。畑や山はものすごく安い。高齢になって畑はできないので、耕作放棄地は広がる。山は管理にお金がかかって、木を伐っても赤字になるだけ。ほしかったらあげるよ、と言われたこともある▲そんな広大な遊休地を活用したビジネスの可能性は、ないことはない、と思う。まあ、いまのところ、太陽光パネルを設置するみたいなレベルでしかないけど。それはつまらないかな。

Hさんは、補助金で建てられて経営が成り立たず閑散となった施設を数年前に購入。オートキャンプ場として見事に蘇らせた。こんな寒い季節でも、ちゃんとお客がある。五月の連休には、500人くらいくる。きた人は、次回の予約を必ずしていくという。

近くに、オフロード走行可能なバギーの施設がある。いつも開店休業だと思っていたが、近ごろ、たくさん人が来るようになったという。サバイバルゲームの会場として使われているんだとか▲サバイバルゲームって、エアソフトガンとBB弾を使っておこなう戦争ごっこだ。敵味方に分かれてお互いを撃ちあう。むかしは、河川敷や林の中で行われていたけど、近隣住民から警察に 通報されてやりにくくなった。ので、各地に有料サバイバルゲームフィールドができたようだ。

Hさんは、先日、春野で講演をされた中村文昭さんと親しいので、中村さんが翌日やってきて、一緒にこのサバイバルゲームを見に行ったという▲マウンテンバイクの練習場、オフロードバイクの練習場で賑わっている施設もある。あるいは、これからはドローンの活用の時代になると思うが、廃校をドローンの教習所として活用していくことの可能性だって、あるかもしれない。

イデアはたくさん生まれるけど、なにごともカタチにするのは至難。お金がかかる、人材が必要。集中力とモチベーションの維持がたいせつ。ところで、世界を舞台にGPSを使っておこなう陣取り合戦、オブシディアン(Obsidian)が、昨日、浜松のまちなかで行われたようだ。たくさんの若者たちが、ぞろぞろと来たみたい。