過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

佐鳴湖のちかくにある龍雲寺 阿弥陀さんがすばらしい

なんといっても本尊の阿弥陀如来像がすばらしい。平安時代の作とされる。開山の木寺宮康仁親王が京都から持ってこられたという。信玄と家康との戦乱の際には、焼き討ちに遭って寺は全焼。この本尊だけがかろうじて消失を免れた。火炎の中で持ち出す際に、小指が欠けたとされる。

佐鳴湖のちかくにある龍雲寺(臨済宗妙心寺派)。浜松市入野町4702-14 ☎053-447-1231 開基は700年前の南北朝時代佐鳴湖の湖畔にあり、9千坪もある境内は自由に散策できる。自然が多く残り、水が湧く小川には季節になればホタルが飛び、サワガニが群生する。

住職は東大で地質学を研究した理学博士で、大学教授や学長も務めた方なので、さぞや気位が高くてとっつきにくい方かなぁ、と思っていた。だが、お会いしてみたら、とても物腰の柔らかいやさしい方であった。息子の副住職は婚活サポートの活動もされていて、お寺のネットワークの会員は4600名になるという。

自由に訪問できる日は、3/25.26の2日間。10時と14時から。当日は、抹茶を立ててくれる(500円)。寺宝を特別公開。徳川家康公の判物、江戸時代の本堂襖絵・龍図衝立、白隠禅師書画ほか高僧書画、多数。海北友松・伊藤若冲横山大観狩野派絵師の絵画など。枯山水もすばらしい。こちらがお寺のホームページ。http://www.ryouun.com/about.html

3月6日のプレ・イベントには住職が参加。池谷がインタビューして、いろいろお話をしてもらう。こうして、「神社・寺社カフェ」のイベントのために、毎日、お寺を訪問している。きょうは、3か寺。明日は5か寺。静岡新聞の取材をお寺で受けることになっている。イベントのホームページ。http://raksha.jp.net/jinja-tera-cafe/