過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

なんとか火入れまで

いよいよ焚き口も完成。天野富二男さん(90歳)が、朝一にきて、赤土で焚き口を作ってくださる。これで、燃焼の調整ができるようになる。燃え過ぎたら、焚き口の戸を閉めて土を塗れば空気が遮断されて、火は止まる。

焚き口づくりをやってみた。ペタペタと土を塗っていくのは楽しい。赤土はいいね。ピザ窯もカマドもつくれてしまう。わらを混ぜれば土壁ができる。ううむ、これはすごい。おもしろい。応用が効く。赤土とワラだけなら、材料費は全くかからない。

なんとか火入れまで持って行った。今回は、静かに力を抜いて祝詞をよませてもらう。山に地にすこしは響いたかなぁ。これから3日くらいかけて、ゆっくり燃やして窯を焼いていく。焼いて叩いて、焼いて叩いての繰り返し。祈りを重ねて完成をみまもる。