過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

炭焼き窯づくりの2日目 窯の空間ができた

炭焼き窯づくりの2日目。間伐材を詰め込んだ窯の型枠のまわりに、粘土質の土を寄せて固めていく。山の土を崩す。土を寄せる。土を叩く、叩く、叩く。この繰り返し。10キロもある重たい木槌で叩く。1時間に10センチくらいのペースで、固まっていく。この映像をご覧になれば、いかに重労働かお分かりかと思う。

朝の9時から7名での作業。なんとか夕方までには、槌で固めて壁(へき)ができた。そこでいよいよ、型枠のなかの間伐材をとりだすと、窯の空間ができている。今度は、内側から壁を叩いて固めていくのだ。

翌日からの作業は、窯の壁をさらに叩いて固めていく。固まったところで、間伐材をふたたびぎっしり詰め込む。その上にムシロをかぶせて、赤土を30センチくらいかぶせる。そして、叩く、叩く、叩く。そうすると、天井が固まる。