過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こんなステキなお寺で企画ができそうな予感

浜名湖の北にある名刹。境内に入るなり、落ち着いたあたたかい佇まいに呆然となった。まず、風化して崩れそうな土壁にしばし見とれていた。護摩堂に安置されている馬頭観音がすばらしい。ここで毎日、護摩を焚けたらなんとしあわせ。書院からながめる小堀遠州の庭はさすがだ。

無住の末寺の留守番をしてくれる方をさがしてほしい、と本寺から依頼されていた。友人の尼さんは、東京の寺で住職を務めているのだが、相続が発生して寺をたたまなくてはならなくなった。そこで、お二方をつないだらいい。そう、ひらめいた。

本寺に紹介して面談。ぜひお願いしたい。檀家とうまくやってくだされば、もう自由にやってください。いい出会いだった。必要な経費も出してもらえる。檀家は14軒と少ないのがいい。なにしろ、弘法大師開基の名刹小堀遠州の庭。すごすぎる。

友人の尼さんも大いに、乗り気だ。まだ、結論は出ていない。どうなるかはわからない。しかし、あたらしいチャンネル、新しいネットワークも広がりそうだ。観月会、瞑想会、写仏、写経、合宿しての学びの集い、コンサートなど、いろいろと企画ができそうだ。基本は、祈りの充満する静寂なお寺になるといい。また楽しいことが増えた。