過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

誕生して2日目の〈あかり〉

誕生して2日目の〈あかり〉。この地球に生を受けたばかり。いわばまだ、宇宙人みたいなものだろうなあ。この地球の重力、制限の大きいものごと、しがらみ、いろいろとびっくりして、体験しては克服していくことになる。

そうして、〈あかり〉からぼくはたくさんたくさん、学んでいくことになると思う。ヒマラヤの洞窟で何十年も瞑想するよりも、もっと心磨きができそう……。山の行(ぎょう)より里の行(ぎょう)。

〈あかり〉は、いまはひたすら眠っているばかり。新生児室にいて定期的にお母さんが授乳する。お母さんのほうは、精も根も使いかなり果たして、ぐったりとした感じ。貧血気味だし、ふらふらしている。退院は8月2日。一か月間は養生だ。

そうして、母子ともにずっと春野で暮らすことになる。なので、いまは畳をフローリングにしたり、モノを納屋に運んだり、あちこち清潔にしたりと、家庭づくりおおわらわ、ってところだ。