過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

裸足で田んぼの草取り なかなか楽しい

朝から、田んぼ筋トレが続いている▲天野くんからお借りしたチェーンを引きずって雑草をとる道具をはじめて使う。チェーンが、水田の中の小さな雑草を擦って撮ってしまう▲ちょっとボルガの舟唄の感じ。エイコラ エイコラ もう一つ エイコラ 、それ曳け舟を それ捲け綱を、アイダダアイダ・アイダダアイダ……。

鉄のチェーンなのでなかなか重たい。さらに、泥の中の歩行がたいへん。水田用の長靴を履いて曳くと、泥の中から脚を出すとき、たいへんに重たい。これではヘトヘト。たのしくない▲それで、思いきって裸足になった。裸足で、田んぼに入って曳く。

いやぁ、これがとても軽快。泥からの足の出し入れがラク。ずぽっずぽっ。なにより足の感触がとても気持ちがいい。曳いていて楽しくなってきたよ▲水田用の長靴での作業は、ちょっとした苦役という感じ。裸足の作業は、なにか楽しい遊び感覚。こんなに違うものなんだな。

裸足だと田んぼの水温のちがいがよくわかる。川の水を引いている近くのところは冷たい、遠いところは温かい。それがはっきりとわかる。そして、水温の温かいところは、稲の生育がよい。こうして身体感覚で田んぼ仕事ができるのも、また楽しみの一つだ。