過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

代かき

きょうは楽舎の農林部で、田んぼの代かき。2反ほどもある耕作放棄地を田んぼに復活させて、無農薬でお米をつくろうとしているところ。

なかなかうまくいかない。田んぼは2枚あって、ひとつの田んぼは、川の水を流しても水が溜まらない。干上がっている▲長いこと耕作放棄地だったので、モグラが穴をほっていたり、ススキが根を張ったりして、底に穴が空いているんだろう。その場所を突き止めるのは、ほとんど不可能▲そこで、土を細かく砕いてトロトロにしてまんべんなくならす。これが、人力ではたいへん、ヘトヘト▲もうひとつの田んぼは、ぬかるみが深すぎて苗の根が張りにくい。

さらに、難題が。明後日に田植えとなる運びだが、友人からもらった手押しの田植機が動かない。農協で修理を依頼したが、明後日の田植えまでに、見通しは立ちにくい▲それで、急きょ、天野くんの田植機をお借りすることにした。天野くんに指導してもらう。これは心強い。

素人集団でやっているので、次々と予期しないことが起こる。次に何が必要になってくるのか、そのイメージが湧かないので、どうしても打つ手打つ手が、後手になる▲しかし、こうしてひとつひとつ体験しては学んでいく。来年は、かなり上達していると思う。まあ、どんなプロでも、はじめはみんな素人なんだから。