過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ビジョンづくりに、いちばんエネルギーを注ぐ

目標が自分を引っ張ってくれるということがある。明確な目標は登山のコンパスのように、道筋を示してくれる。やる気を引き出し、エネルギーを集中することができる。たしかに、そうだ。

いきあたりばったりじゃ、道に迷ってしまう、登頂できない。たしかにそうだ。そういうのは、ないわけじゃないけど、そうだなあ、定量的な目標じゃなくて、あえていうとそれは〈ビジョン〉かな。ビジョンというものは、だいたいいつもあるんだ。

それは明確な定量的なものじゃなくて、イメージ的なもの。でも、わりとたしかなもの。そういうビジョンが、手ごたえをもって、リアリティをもって湧いてくるとき、ものごとは実現していく。さきにビジョンがある。そこが明確になった時、行動がレーザー光線のようにビシッときまる。

行動の先に達成があるんじゃなくて、ビジョンにおいて、もうすでに達成がある。その達成から現実にやってきて、達成に向かうようなあり方だ。そのビジョンづくりに、いちばんエネルギーを注ぐ。あるいは、突然にビジョンがやってくることもある。