過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「これからの目標は?」とよく聞かれるけど

「これからの目標は?」とよく聞かれることがある。昨日の取材でも聞かれた。そういうとき、はたと困ってしまう▲目標がないわけじゃない。だいたいこういう方向性、こういう感じで進んでいこうというのはある。あるけど、定量的なカタチになるような、目標があるわけじゃない。

だいたいのぼくの生き方は、カッコよく言うと「縁をたいせつに」ということになる。出会った人、出会ったこと、やってきたこと、そのことに則して動いていくことになる▲「それって、出たとこ勝負ってこと?」。うん、そういわれると、そうかもしれない。「一貫性とか、ないじゃない」。うん、そうかもしれない。

なにしろ事態は次々と変わる。日々変わる。刻々と変わる。自分もどんどんと変わる。ので、目標にしばられて、達成に向けて頑張るぞぉ、というのができない▲ただまあ、それでも外れないのは、いつでも相談できる相方がいる、親友がいる、仲間がいるってことだ。その都度、その都度、人の意見、考えを聞きながら、なるほどなあ、そうかもしれないなあと思いつつ、確認しつつ、動いていくことになる▲ありがたいことに、そうした友が、ひとりふたりと増えてきた。それが限りない財産とおもう。