過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

学生との連携が何かできないかな

浜松学院大の津村教授と野尻さん、そして学生二人が、わがやを訪れてくれた。津村先生は、多文化共生社会の研究をされている。外国人集住都市の研究として、浜松に住むブラジル人の生活実態をリサーチし、研究の一環として、ドキュメンタリー映画の制作も行っている。で、北遠の中山間地域をテーマに、楽舎の動きと連携できないか、という話である。

楽舎としては今年は、北遠の限定したエリアで、「人めぐり」の企画をしていこうと思っている。長年住み慣れた地元の住民は、当たり前と思っていて、自分たちの宝に気がつかない。そこでたとえば、ある地域に入ってもらって、〈よそ者〉〈若者〉の目から見た、その地域ならではの「宝」を発見してもらうようなことを考えてみたい。学生たちが、地域の宝だと気がついたものを映像に撮ってもらい、ミニドキュメンタリーとして、上映会を開催するのも面白い。

あるいは、わがやは敷地が1700坪もあるので、そこで炭焼き窯や石窯をつくってもらうとか、ツーバイフォーで長屋のような家づくりを一年もかけてつくってもらうとか。あるいは、自然農法で田んぼづくりを手伝ってもらうとか、茶摘み体験とか。耕作放棄地を耕すとか。まあ、試行錯誤しながらやってみよう。