過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

出かけるといろいろな出会いが楽しい

出かけるといろいろな出会いが楽しい。この日も、味わい深い人たちとの出会いがあった。まずは、天竜観光協会の会長の神谷さん▲なんと2週間前に脳梗塞になって、脳幹が詰まってあわや危機一髪というところ、1時間以内に救急車に運ばれて事なきを得て生還したという。前日に退院したばかり。まだこの世に仕事があるんだねぇと、元気なお姿だった。

北遠椎茸の会長の杉田さん。91歳。この方のトークイベントを3月に行うので、事前の情報収集にと、ちょっにと訪れたのだ。とってもお元気な方で、楽しそうにイキイキと語ってくれた。きょうは戦争体験のこと▲19で海軍に入り、潜水艦でトラック諸島にまでいった。人間魚雷回天を3隻積んでいったという。回天が発射される前に、まさにいま死にゆく人と手を握り合った感触を今でも覚えていると。

帰りに森林公園にいくと、遠くで笛の音がする。誰だろうとそこまで歩いて行くと、ケーナを吹いていたおじさんがいた。すべて手作りだという。親しくなって、ケーナを一ついただいた。ぼくは尺八がすこし吹けるので、ケーナも同じ要領だ。こんど、工房を訪問させていただくことになった。