過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「こんなにアートフルな北遠山里暮らし」のイベント

きょうは「こんなにアートフルな北遠山里暮らし」のイベント。お茶農家をしながら、ひょうたんランプをつく
る池田さん。谷底から間伐材を一人で引き上げて家を2棟もつくった松本さん。山奥に求めた土地に通って、家をつくりあげた大石さん。ボーイングパイロットから、山里でのニホンミツバチ飼育をはじめた今井さん。4組の方のトークイベントだ。

みなさん、講演というと緊張するので、「ぼくがインタビューするので、なんの準備もしなくていいです。画像もこちらで編集してスライドにしますので」ということで来ていただいた。松本さんなどは、元来が真摯な科学者(東大の博士号の学位をもつほど)なので、きちんと原稿を用意して読み上げられた。池田さんたちは、ひょうたんランプの作品の数々と、丹誠込めて栽培したお茶を持ってきていただいた。大石さんは、広葉樹の森の中の別荘ライフで、これはみんなで訪ねるツアーをしなくては、ということになった。今井さんは、杉と檜ばかりの北遠の自然の姿を憂いておられた。ミツバチが棲める森にしたい、と。

一人ひとりまったく個性的な暮らしぶりで、とても面白いイベントであった。スライドを見せながらの話が20分、質疑応答が10分。それで4人続くと、2時間。そのあとは、まったく自由な語らいのかたちにした。インタビュー形式で複数の人のトークイベントというかたちは、いろいろな人の魅力、持ち味が引き出せていいものだと思った。