過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

本田宗一郎のもとで40年間はたらいた梶村さん

出かければ、「達人」に出会う。それが嬉しい。きょうの達人は、梶村正吉さん。81歳。このスッキリ感、若々しさ、柔和さ。これで、81歳ってすごいでしょう。ふだんは、5町歩もあるという山の仕事しているという。二俣の「本田宗一郎ものづくり伝承館」を訪ねたときにお会いした。

梶村さんは、「世界のホンダ」を一代で築いた本田宗一郎とともに、草創期から働いた。入社が昭和27年、ぼくが生まれる前のこと。技術畑ではなくて、総務畑。本田宗一郎の名参謀といわれ、ホンダの経営を担った藤沢武夫のもとで働いた。

本田宗一郎のことも、藤沢武夫のことも、お聞きしたいことがたくさんある。こんど企画している「昭和レトロの二俣めぐり」では、本田宗一郎ものづくり伝承館で、3月8日(日)の11時から「本田宗一郎との思い出から」として語っていただく。まことに楽しみなことだ。下の写真は、ホンダがはじめて製作した、自転車に取り付けるエンジンのバイク。ここからホンダが始まったのだ。