過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こんなにアートフルな北遠山里暮らし 2月の予定

月の土曜日に「こんなにアートフルな北遠山里暮らし」というトークイベントを企画している。北遠の山里に暮らす人たちに、日常と生き方を語っていただくというもの。毎回3〜5名くらいのトークで、4日間。トークのあとは、自由な座談会。会場は鴨江アートセンター。

いまチラシの謳い文句を、やっとつくりはじめたところ。こうして書きこむことで、すこし弾みをつけようかということで、途中だけれども、ご案内。

浜松市の北部にある山里──そこをわたしたちは、北遠と呼んでいる。幾重もの山々、広大な森林、豊かな清流。斜面に広がるお茶畑、山あいのそば畑。そこに郷愁をさそうフィールドある。

北遠の暮らしは、とってもアートフル。その日常は工夫の連続、暮らしのワザの練磨がある。そんな山里暮らしをしている方に、日常の暮らしを語っていただく連続トークイベント。いわば「北遠の山里の暮らし入門」みたいなもの。トークのあとは、参加者と自由に座談会的にすすめていく。

さて、どんな人たちだろうか。イノシシを追う猟師、間伐材を谷底から運んで自力で家を建ててしまう人、気田川でカヤックを漕ぎ出す人、瓢箪でランプを作ってしまう人、広大な代々の林業家、縁側カフェに農家民宿有機農法のお茶農家、山奥の別荘ライフの人……そんな山里暮らしを楽しんでいる人たち14人。》

参加予定(まだ叩き台)

2/07(土):
●山口誠二(家具工房 Studio Maestro:半導体の設計者から家具職人とカレーショップ。20種のスパイスが香る手作りカレーと喫茶店。無垢材の素朴な椅子やテーブル。ナラ、ケヤキなど広葉樹の素材で受注生産:旧天竜市)

●増田力哉(祖父の山を広葉樹の森にしようと山里に。古民家を仲間で改修して囲炉裏の暮らしへ:春野町)

●青木 猛(そばどころ「一休」: 杉川のほとりにある手打ちそば。住居と店舗はひとりで作りあげた。手作りギャラリー、石窯も。余暇は渓流釣りと木工、チェロ演奏:春野町)

2/14(土):
●山下太一郎(お茶農家:ときに木を伐り、ときに狩猟。山の暮らしは何でも聞くことができる。夏になると、庭には幻想的なヒメホタルが現れる。4世代同居の暮らし:春野町)

●池田亮(百古里ファーム&Oneness工房:広大なお茶畑を耕し、瓢箪を芸術的なランプに仕上げる。無数の小さな穴を開けたひょうたんをランプシェードにして光の紋様を楽しむ。星空のような幻想的な光を放ち、幾何学模様を演出する:旧天竜市)

●松本曠世(眺望良好の土地に一目ぼれして、落下傘の様に移住。750坪の原野を開き、毎日、朝から晩まで地にはいつくばり、畑を耕し、果樹を植える。間伐材を集め、ログハウスと離れセルフビルド。大手企業で核燃料サイクルの研究をしていた:春野町)

●大石勝美(森に土地を求め、週末になると、ひとりで家を作ること3年半。急斜面に立つテラスつきの別荘を完成させる。いまは庭園づくりに励む。やがて、知り合いの音楽家を呼んで夕暮れコンサートを開きたい:春野町)

2/21(土):

●森下廣隆(自伐林家:170町歩の大森林と3町歩の広葉樹をもつ。4世代同居の家。近くに樽山の滝と樽山城跡。数代前の先祖が植林し、代々育ててくれた杉が製品になった後、樹齢以上に使われ、第二の生命を全うしてくれることを望んで林業を行っている:春野町)

●大平洋一、展子(くんま遊楽亭あそびや:熊という集落の山奥で農家民宿を営む。炭焼きも四季折々の花や風景の中で、薪で沸かす手作りの家族風呂、満天の星空、田舎料理:旧天竜市)

●あい川(山里の食べ物屋あい川:清流のほとりでレストランをいとなむ。アユやアマゴが釣れる。コンサートなどを企画して地域のよりあい場に。奥さんは人形作家:佐久間町

3/01(土):
●玉木和夫(今年、見晴らしのいい高地に移住して家を建てる。耕作放棄地のお茶畑を耕す:春野町)

●大津聡(スプリングフィールド:気田川でカヤックスクールをひらき、冬になれば山に行く:春野町)

●大友(エンジュの木でアクセサリーをつくり、小屋をセルフビルド。山奥で子育て中:春野町)

●宇野大介/まどか(お茶農家:無農薬のお茶を栽培し販売。自家農産物を使った菓子も製造して販売。公民館マルシェや地域通貨など地域の寄りあい場作り:春野町)