過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

山で放してやると戻ってこないラン

リフトアップの四駆のジムニーを買ってから、山道を踏破している。いつもランを連れていく。適当な川原や山奥でランを放してやる。ランは持ち前の甲斐犬の運動神経のよさで、垂直のような崖でもずんずんと登っていく。川の中にも入っていく。

こういう山奥に来ると、野生の本性が出てくるみたいだ。なにしろイノシシ、シカ、キツネ、ウサギ、いろいろな生き物の臭いがして、ワクワクするんだと思う。

しばらくして、もどってくるのだが、ときには呼んでも来ないときがある。笛を吹くと近くまでくる。だが、つかまらない。いつまでたっても、もどってこないので、ジムニーを走らせる。すると、必死になって追いかけてきて、車の前を疾走する。でも、なかなかつかまらない。

笛を吹いたら、さっと戻ってくる、来い!と呼んだら、帰ってくる。そういうシツケをしてこなかつたので、苦労している。自由に走らせてあげたいのだが、なかなか帰って来ないのが困っているところ。

だいたいは美味しい餌を用意しておいて、笛を吹いてもどってきたらあげるということで手なづけている。だけど、ほんとうは、餌なしでも、主人の言うことを聞くワンコにしつけなくちゃいけなかったんだけどね。