過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

葬儀の相場を調べていたら、価格.comにもあったが

葬儀の相場を調べていたら、価格.comにもあった▲有名どころではイオンの葬儀だ。〈お布施は本来「喜捨」であり「標準化」や「統一」すべきものではないけれども、「目安が分からなくて困っている」という意見が多い〉ということで、メニューを載せている。

たとえば、火葬場の炉前の読経だけなら、4万5千円のお布施▲告別式、初七日、炉前の読経のセットのお布施は15万円。これに通夜の読経が入ると2日間、お坊さんが出かけることになるので15万円。枕経は別途3万円▲これらには戒名のお布施も含まれるが、普通戒名の場合。居士大姉とか、もっと位の高いのがほしいとなったら、別途、お布施がかかる。http://kakaku.com/sougi/venderlist.ashx

お寺さんは、「お寺の維持のために、いろいろと経費がかかることだし、そんなものを標準にされたら困る」というだろう▲しかしこんなふうに、目安がわかるとありがたい。「じゃあイオンにたのもうか」と思ってもそれは難しそう。

なにしろお墓は菩提寺にあるからね。そこの菩提寺のお坊さんを差しおいて、イオンの手配した別のお寺のお坊さんに、読経を頼めるだろうか▲そんなことをしたら、菩提寺に納骨を断られるかもしれない。あるいは、「当寺院の戒名でないと困ります」と言われて、別途、戒名のお布施がかかるかもしれない▲「そんなこというなら、うちは檀家をやめます」となると、「ではお墓を移してください」となったら、費用もかかってたいへんなこと▲さらには「離檀料をいただきます、はい200万円」となったら、これまたたいへん。それに、先祖代々、ながいお付き合いのあるお寺さんとモメるのは、これまた憂鬱なことだろう。