過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

葬り方、おくり方について

葬り方、おくり方についての続き▲難しいのは、お墓だ。ぼくの場合、ひとり者なので、ぼくが死ぬと子孫は絶える。ということで、かくじつに無縁墓になってしまう。ぼく自身は遺骨は灰にして近くの川に流してもらえばいいけど、さて先祖の遺骨はどうするか。すなわち「墓じまい」をどうするか。

もうひとつ、お寺さんとの関係だ▲だいたいは菩提寺にお墓があるので、お寺さんとのつきあいが切れないので困っている人もいる。親が亡くなると、菩提寺の和尚さんにきてもらうことになる▲となると、お坊さんが四人くらいきて、豪勢な儀式になって、先祖の戒名が高い位だとそれに準じて……となると、かるく百万円とかになってしまう。そして、本人の年収は二百万円くらい、貯金もない。遺産もない。そんなとき、どうするか。

改宗してしまう道もある▲神道キリスト教にすれば、お坊さんのお布施のような費用はかからない。創価学会に入れば友人葬で、ほとんどお金はかからない。戒名もいらない。お墓や葬儀そのものの費用はかかるが。ま、しかし。そのような理由で改宗するのも、いろいろとたいへんなことだろうけど。

う〜ん。年を重ねて終盤になってきると、そういうようなことがたいへんになってくる。そんなことに煩わされないで、いまの暮らし、いまの生き方に知恵と工夫をもちたいとは思うのだが。