人前でなにか話をするとき、どうしてもいい所を見せたくなる。うまくいったこと、成功したこと、どうだすごいだろう! みたいなことを話してしまう。
これ、聞いているほうとしたら、そんなに愉快ではないかもしれない。ぼく自身が人の話を聞いていて、そうだから。うまくいった話よりも、こんな失敗をした、ドジをしたという話のほうがおもしろい。成功例よりも失敗例が参考になる。
ということで、いつも失敗したこと、ダメだったことを話そうと思うけれども、いざ人前に出て話をするとき、それをすっかり忘れている。カッコつけようとして成功した話をしてしまう。まぁしかし、失敗した話をしたとしても、そのことで話の受けをねらっていたりするわけだから、そもそも底が見えているんだけども。