過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

奥深い勝坂の空き家を紹介した

山里に移住して4年。クチコミで山里暮らしを希望する人が相談に来るようになった。だいたい月に5〜6人くらい。受けた相談は、この3年間で100人を越える。空き家を案内したのは、50人近くになる。移住した人は、10組13人。

一昨日、骨董と彫り物をしているSさんを、勝坂の空き家を紹介した。家主のおばあさんは、家賃なんかいらないというのだが、タダでは悪いので年に5万円に。そんなにもらったら悪いので、いちおう預かっておくよとおばあさん。

ここは、川にかかった吊り橋を超えて山に囲まれた集落。かつて映画監督の木下惠介疎開した家の隣だ。まったくの限界集落で、現在は2世帯しか住民はいない。62歳というと、この地区ではたいへんに若いんだ。そういう人が住んでくれるだけで、とっても心強いという。

家主と共に近隣に挨拶を済ませ、10月の祭り「勝坂神楽」のときに、集落のみんなに紹介することとなった。わがやの草刈や木工などの力仕事も手伝っていただけそうなので、たいへんにありがたい。こうして一人、また一人と山里暮らしの仲間が増えていく。