過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

母が施設に入ることになった

母が二度の脳梗塞を患って右半身が不随となって、二年▲ずっと姉のところに厄介になっていたが、姉もいよいよ介護がたいへんとなってきた。この夏は脱水症状を起こして、首も座らないほどに弱ってしまい、入院となった。

ひと月の入院のあと、姉の家の近く施設に入ることになった。しかし、そこは、せわしなくてどうも落ち着かない所のように思えた▲さいわい、わがやの近くには、2年前にオープンしたはるのケアセンターがある。雰囲気とはとてもいい。院長先生とも親しいし、職員に知り合いはたくさんいる。

そこで、はるのケアセンターに入居希望を出していたが、ありがたいことに空きがでた。それで昨日は、もとの施設にまで迎えに行って、こちらに移ることになった▲空気はいいし景色も日当たりもいい、職員もみんな親切で、まったく申し分ない。医者の先生は漢方が専門でゆったりした、いい人格だ▲施設はとってもひろびろとした個室。マットレスを持参して、介護しているとき、横になっていてもいいかと聞くと、わざわざ大きなソファーまでセットしてくれた。

きょうはそのソファーに坐って、寝ている母の顔を見ながら、読書したり瞑想したり、ときにマッサージをしていた▲さいわいランの散歩しながらでも立ち寄れる距離にあるので、毎日、通うことにする。当分は、母の傍でソファーに坐って、一時間でも二時間でも、ゆったりと瞑想しながら過ごすことになりそうだ。