過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

友人が露店を出していた

いつもの信州街道(秋葉街道)を運転していたら、道路脇にテントが。あれれ、と寄ってみたら、大脇さんだった。ハワイアン・コナコーヒー、ベトナム・コーヒー、バナナ・パンケーキ、そして瀬戸焼きそば。近ごろ出店したのだそうな。薪ストーブでお湯を沸かしていた。

で、売れているの? きょうは午前中で、60人のお客さんだという。それはすごい。こんな辺鄙な山里でそんなにお客があるとは。ここは、バイクのツーリング客がよく通る道。そして、近くに喫茶店などまったくない▲もひとつすごいことを聞いた。かれはお茶も栽培しているが、今年は120キロとれたという。それを、東京のネットワークで150グラム1800円で完売したというのだ。それにも、たまげた。

かれは居合の達人でもある。移住してきて2年、さすが斬新なことをやるなあ。地元の人たちは、仕事がない、売れっこないと思って、冒険することはあんまりしないけど、移住してきた人は、新しい思いきったことを始める▲なるほどそうやって売れるものかという成功例がいれば、あとに続く人もあらわれる。山里でも知恵と工夫次第で、売れる道はある。そういう先達、パイオニアがかならずいる。