過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

インドは人が多いこと、多いこと

なにしろインドは人が多い。この電車は、いくらなんでもすごすぎだけど。ぼくが乗った4人乗りのジープには10倍の40人くらい乗せてた。一番前の席に7人くらい。後ろの席に10人以上。その後ろに10人くらい。屋根に10人くらい。ぼくの目の前にハンドルがあった。運転手は、というと、車の外に体を出してハンドルを操作してた。危ないこと、この上なし。

カルカッタの駅では、ものすごいラッシュ。降りる人を先にしないと、乗れっこないのに、みんなわれ先に乗ろうとする。降りる人と乗る人が押し合いへしあい。その人たちの頭の上を踏んづけて入っていくのもいた。まあ、そんなこんなで、たいへんエネルギーをつかってやっと席に辿りつく。

すると、予約席にもかかわらず、ちゃっかり別の人が居座っている。そいつを追い出さなくちゃいけない。やっとのことで、追いだして座ると、こんどは乞食たちが、めぐんでくれ! どうだ、どうだ!とわーっとやってくる。なにが起きるのかわからない。感性が研ぎ澄まされてゆくのがインドの旅の面白さ。