過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

放置竹林を伐採して竹炭をつくるという企画

この山里は、放置竹林が多いのでそれを伐採して、炭焼き窯で竹炭にしてみたらおもしろい。でも、炭焼き窯をつくるのに費用がかかる。ならば、助成事業をみつけよう▲ということで、きょうは「全労済」の助成事業に応募した。30万円の助成金の申請をした▲炭焼きの場所はわがやの1700坪ある敷地内。ちゃんとした炭焼き窯をつくると相当な費用がかかるので、ステンレスのドラム缶と耐火煉瓦で簡易な炭焼き窯を作る。

費用の総額は50万円くらいかな。助成金は30万円は、材料費と制作費、そして炭焼き50年のベテランの方に指導していただく謝礼に充てる▲この窯ができたら、みんなで竹林を伐採して、竹炭ワークショップを定期的に開催する。できた竹炭は、水質浄化、土壌改良、空気の浄化に役に立つと思う。放射能の吸着にも効果があるという実験もあった。さらに、インターネットや街中で販売できるかもしれない▲その流れをつくることが、この事業の目的だ。地元でいろいろな人が竹炭作りがはじめたら面白い。山里の活性化にもつながる。

まあしかし、申請が採択されるかどうかは、わからない。結果は、7月だ▲今月はあと、ドコモの環境分野での募集がある。省エネ、再生可能エネルギー低炭素社会リユース・リサイクル、森林・里山保全、希少生物保護など▲こうした助成金の申請は、頭の体操にもなる。ひらめきを企画書にして、予算書を作り、申請するというプロセスは、かなり手間だけど、慣れてくればなかなか楽しい。

で、採択されたら、けっこうたいへん。なにしろ、ほんとに実現しなくちゃいけない。机上のプランをリアリティとしてあらわすことになる。予想以上の経費がかかるかもしれないし▲これって、かなりのエネルギー、集中力、持続力がいる。多くの人の助けもいる。自己資金もいる。チャレンジになる。そこがまた、おもしろいというわけだけどね。