過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いくつかの助成金の公募

で、助成金の続き。この数日で、申請書を出した▲「いにしえをつなぐアーティスト─浜松の名人・達人・匠を訪ねる」「こんなにアートフルな山里暮らし」「ネットの縁側コミュニティ──引きこもり、不登校児たちの居場所づくり」の3本▲持参して面接を受けたら、なんとぼくが書いたのは昨年の申請書で、フォーマットがすっかり変わっていて、企画書も予算もすべて書き直し、なんてことになったけど……。

さてネットで調べると、3月締切だけでも、いくつかの助成金の公募がある▲たとえば、ポーラでは、「伝統工芸技術、伝統芸能、民俗芸能及び行事など、日本の無形の伝統文化財の記録や研究、保存・伝承活動」にたいしてのもの▲ドコモでは、「子どもを守るをテーマにした活動。不登校・ひきこもりの子どもや保護者に対しての精神的・物理的な支援、復学・社会的自立支援活動。子どもの居場所づくり」とか▲タカラ・ハーモニストファンドでは、「豊かな緑ときれいな水を守るための活動。緑の保護、育成、河川等の環境保全創出のための研究助成」とか。その他にも、じつにたくさんあるのだ。

こういう抽象的なテーマに対して、企画を起こしていくことになる。ほとんどの助成金では、人件費は出ない。かかった直接経費の一部の負担なので、お金儲け目的じゃできない。で、なにより自分がやりたいことじゃないと、企画できないし、実現できっこない▲そのあたりで、いろいろ自問自答がくる。「これって、なんの役に立つのかな」「おれは、いったいなにができるのか」とか▲まあ、そういう意味では、「人生で何をやりたいのか」「自分はなにをしたいのか」、という実存的な問いかけと向きあうことになったりする。そこがまた、楽しいわけで。