過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

楽器作りの方が田舎暮らしをしたいと

家でじっと養生していたが、きょうは、たくさんのお客さんが。4組10人がみえられた。こんな山里まで、往復何時間もかけて来てくれるのは、ありがたいこと。ゴホゴホと咳をしながら、頭は明晰でないながら、楽しい語らいだった。

アクセサリーづくりをしている大友夫妻が連れてきた方は、都内に住んでいて、いまの古アパートが取り壊されるので出ていかなくちゃいけない、それを機に田舎暮らしをしたい。笛や太鼓の楽器作りと演奏をしているので、かえって山里のほうが手仕事に便利という▲冬はバリ島で暮らしたいようだ。ぼくも冬はバリかインドで暮らして、あとは山里、そんな暮らしをしたいと思っていた。イヌとか飼うと、なかなかそれもできなくなったが。

山奥の人里はなれた一軒家を気に入ったので、大家さんに紹介する。家賃はタダ。そのに家は、カマドがある、土間がある、薪で炊く風呂がある。納屋がある。ひろい畑がある、山がある▲かれが住んでくれれば、楽器作りも演奏も教えてもらえる。お年寄りや子ども対象のコンサートも企画できそうだ▲こういう人が住みはじめたら、似たようなアーティストや手仕事人たちも住み始めて、融合して、山里におもしろいエネルギーが湧くようになる。楽しみなことだ。