過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「非電化工房」で、自給自足の生活をしながら山里暮らしのワザを

昨日は、静岡文芸大の小川くんが訪ねてきてくれた。この3月から一年間、那須の「非電化工房」というところで、自給自足の生活をしながら山里暮らしのワザを体得してくるのだという。http://www.hidenka.net/indexj.htm

若いというのは、こういう体当たりの実践ができていいなぁ。ぼくの学生時代などは全くの頭でっかちで観念的だった。将来は、有名でいい会社に就職できればいいという、ブランド志向、安定志向だけだったもの▲その後、紆余曲折ばかりでそういう思考がなくなった時、さて自分は一体、なにをして人生をおくろうか、自分の土俵はどこに据えたらいいか、などと思い悩んだのが、37歳だったよ▲それで、なんとかこういう道で暮らしていけそう、なんとかなりそうという見込みがついたのが、40も後半からだった。田舎暮らしを思い立ったのが、50の後半だし。

そこへいくと、こんな若いうちから田舎の暮らしが楽しそう、やりがいがありそうという感性はすごいなあと思った。やはり時代かなぁ▲かれは一年の研修がおわったら、この山里に暮らしたいという。近くに住んでくれたら、かれらの若い力のネットワークとの交流も生まれるので、いろいろ楽しみになってくる。