過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

冬季灌水の田んぼを

昨夜は眠れなくて明け方、うとうとと眠りに入った。早朝、玉木さん夫妻が来訪。大慌てで起きて火鉢に炭を熾し、暖を取る。かれらはこの近所に土地を買って来春に家を建てるので、いま市内から木を切ったり整地に通っておられる。

一緒に作業をする休耕田を見に行く。雑草を刈り、土の天地返し、畦をつくって水をはる。くず大豆や米ぬかをまく。そのまま、春まで水をはり続ける。微生物、虫、魚、両生類、爬虫類、鳥たちが棲むことになる。すると、雑草が抑えられたり、土が肥えてゆくのではないか。

かつての農業では当たり前だったと思うけど、この山里で冬季灌水をやっている人たちはいない。「あれまあ、池谷さん、ヘンなこと始めたよ」と言われるかも。この夫妻と近所にいる飯尾さんと一緒に、素人集団で完全無農薬・無肥料のコメ作りに挑戦するつもり。

まずは田んぼ1枚。うまくいったら、次々と拡大していく。なにしろ雑草がものすごいことになるので、毎日毎日、草取りに追われると思う。仲間がいればきっとできるよね。(写真のきれいに耕してあるところは他人の畑。その左右に無農薬の田んぼをつくる予定。正面にはうちの栗畑)