過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

空き家バンク

親しい不動産会社の高橋さんが来訪。かれにはここの山里の家を紹介してもらった。農地法などの規制でややこしい土地の登記がすすまないぼくの動きにたいして、辛抱づよく待っていてくれた▲おいでになったついでに、山里の空き家をいろいろと案内した。

山里は空き家の家賃は1万円そこそこ、不動産の売買でも100万円とか数百万円とか。土地の相場は宅地でも坪5千円くらいかな。山林は二束三文。農地は法律で農家でないと買えない▲山里の物件は、農地法だとか、家の補修だとか、かなり手間がかかる。事務所からの往復だけでも3時間はかかるし。ということで、ほとんど不動産会社は手を出したがらない▲行政の広報もきわめて手薄だ。ので、空き家は空き家のまま動かない。次第に廃屋になっていく。そうして、よそから人は定住しない。過疎化がすすむ。

これからのぼくの活動としては、山里のたくさんある空き家をさがして、家主にあって意向を聞き、空き家バンクを作ってゆく。ネットでも掲載し、定期的に東京や横浜などで説明会を開いてゆく▲空き家探しに来訪した方には、個別に案内したり、空き家めぐりツアーを企画する。そして、契約までサポートする▲もしも売買などがからめば、ぼくらには宅建取引の資格がないので、不動産会社のかれに依頼することになる。