過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

新宮池の祭

夕暮れが近づくと2隻の小舟がお囃子とともに池に漕ぎ出す。闇の中、池の上にお囃子が響きわたり、花火が打ち上げられた。

20日は、「ほくえん歴史民俗研究会」のオフ会で、春野町和泉平の新宮池の祭の日に行った。新宮池は標高500mの山頂から湧き出る水を水源とする池。この池は竜蛇伝説や長野県の諏訪湖と地底でつながっているとか。

ぼくたちは、神社の境内にブルーシートを広げて、持ち寄りの食べ物をいただきながら、池に浮かぶ船と花火を見ていた。船の天井にたくさん吊り下げられた提灯の灯が水面に揺れる。精霊流しみたいだなあ……。ちょうどお盆の頃でもあり、その起源は御霊祭りなのかなあとも思われた。