過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

明日、裁判の口頭弁論

今日、近くで市の主催で弁護士による無料相談会をやっていることを知った。▲たまに行く百円の町営のサウナ付き銭湯のある施設だ。向かいが図書館。問い合わせたら、相談してもらえるというので出かけた。明日、裁判の口頭弁論なので、そのリハーサルも兼ねて、相談してみた。

まず事実関係は、100%相手の過失で争いがない。ポイントは賠償金額の査定だけの話。▲まず賠償の基本は、全額修理費用を出す。修理費用が車の時価よりも高い場合(これを経済的全損という)には、時価のほうで支払う。時価とは市場価格。で、もはや市場に流通していなくて、価格がわからないときには、減価償却の考え方で賠償する。

この場合、修理費用は100万円はするので、車の時価よりも高くなる。ので、時価で賠償する。しかし、損保が主張するのは、10年を越える車なので、時価は、減価償却によって残存価値は10%の32.5万円。▲しかし、Goo-netで検索すれば、同等車種の同年式のものは、27件ヒットする。単純平均すると、車両価格だけで54万円。諸費用を入れると、64万円。その市場価格で賠償してもらう、というのがこちらの主張。ネット検索による客観的なデータを整理して一覧で示すことにする。

弁護士の言うには、諸費用は認められるが、慰謝料は難しいだろう、と。そうだろうな。たぶん明日、裁判官は和解を勧めるだろう。和解の条件としては、市場の車両価格と諸費用を賠償してほしい。慰謝料は要らない、ETCなどの付帯設備も、車検の残存価値も目を瞑る。そこまで譲るつもり。▲ということで、明日、裁判の第一回口頭弁論だ。