過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スチーム洗浄機の出番

冷蔵庫の冷凍室が凍りついて、開かない。「まあ、そのうち」とほうっておいたら数か月がたってしまった。今朝、扉まわりをよく観察してみると、すこし隙間があった。そこから冷気が逃げている。う〜む、電気代が高いのは、このためか! と気づいた。▲まずメーカーに、構造的な欠陥じゃないかと問い合せてみた。無償で修理させようとしたのだが、あっけなく否定された。では、修理するとしたら ?出張費だけで1万円。部品代もさらにかかる、という。それはもったいない。

ということで、自分で直す方向に照準を合わせる。まず、考えられるのは、電気を切って氷が解けるのを待つ。でも、中のものが痛んでしまう。では、熱湯をかけるか。やってみたが、入り口だけで奥まで届かない。効果なし。

それで、ひらめいたのがスチーム洗浄機。あれは勢いよく熱湯が出る。▲むかし買ったのがどこかにあるはずと、納屋から探し出してきた。で、シュワーーーーーっと勢いよく、開かない扉に向けて、噴霧した。噴霧し続けた。▲しばらくして、扉を思い切り引っ張る、持ち上げてみた。すると、ガタっと音がして開いた。大きな氷の塊が、底にも側面にもこびりついていた。これでは、開かないはず。

冷蔵庫だけじゃない。こんなふうにして、不便でヘンだけど、あとでやればいい……とほうっておいて、事態が硬直して動かないことがある。しかし、ほうっておいても、まったく改善はされない。むしろ、ひどくなることも多い。▲で、ほんのちょっと、動かす工夫をしてみる。だめかもしれない。けど、そこはゲーム感覚でトライしてみる(ゲーム感覚というのは、敗北もよしとして、受け入れるということ)。すると、事態が動くこともある。やってみたら、簡単に動くこともあるんだろうな。