過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

この山里の自治会の会費って

この山里の自治会の会費、先々月は4000円、先月は3500円。自治会費2000円に、やれPTA会費だの、役員の交際費だの、公民館の補修の積立だのと、いろいろと加算される。▲さらに忘年会の積立が毎月500円。お祭になれば、寄付の依頼があちこちからやってきて、1〜2万円の出費となる。年にすると、5万円近い出費じゃなかろうか。

地区によっては、自民党の党員費、神社の氏子代、お寺の護持会費まで払っているところもある。別の地区では、そんなこんなで月に5000円と聞いた。▲ひとり暮らしでも大家族でも、みんな同じように払う。ひとり暮らしのおばあちゃんで、収入が年金だけで月に3万円くらいの人でも、払うことになる。これって高すぎだよね。それに見合う自治会のメリットって、なんなんだろう。

さらに、回覧板だ。ときに週に2度もまわってくる。で、その内容だ。9割9分、どうでもいいようなもの。たとえば、農協の肥料や農機具の案内と申し込み(ホームセンターよりもはるかに高い。買う人もほとんどどいない)、地元の中学の案内(終わった行事の報告)とか。▲これを届けるのが高齢の方には大変だ。なにしろ山里だからね。歩くのもおぼつかないおばあちゃんが、そんな大して意味のない回覧板を届けるのは、たいへんな苦労だと思う。

こういうことは、改善したいと思うけど、ながいことずーっとそれできているからね。住民は疑問にも思わないみたい。で、他所者が口をはさむのは、えらくたいへんで面倒。しかし、なんとかしないと、とんでもないことだなあと思っている。