過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

液体窒素でシミを焼く

アメリカの友人から「皮膚がんかも……」と言われて心配になっていた頬のシミ。皮膚がんは、ときに進行が速いので、治療が手遅れになるとほとんど生命にかかわるとも。

一昨日は、二軒の皮膚科の医者に診てもらうと、まったく問題なし。それでも、安心したい。ので、浜松医大に紹介状をもって出かけた。形成外科の先生は、穏やかな優しそうな雰囲気。となりにはインターン若い女性が二人、こちらを観察している。彼女たちの緊張感が伝わって、こちらも落ち着かない。

「老人性色素斑」との諸見。老人性のシミってこと。若い頃に浴びた紫外線が原因で現れるんだそうな。帽子もかぶらないで、インドの炎天下をよく歩いていたからなあ……。で、ガンの可能性は98%ないよ、と。一安心。

液体窒素でシミを焼きましょう、と。もわあ〜っと蒸気が出ている紙コップを出してくる。その中に、綿棒に浸してシミにクルクルと、2.3回、塗る。すこしピリっとする。たぶんシミの部分に凍傷を起こさせるんだな。シミがすこし盛り上がってきた。たぶんかさぶたになって、ぽろっと落ちる。これでシミが取れたら、すばらしいけど。治療費は初診料も入れて、ぜんぶで1500円だった。