過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

村おこし・町おこしの企画中

村おこし・町おこしの企画中。▲こないだ企画した「北遠山里めぐり」というオープンハウスは、片道・車で2時間近くという山奥にもかかわらず、のべ3200名の方が訪れた。▲で、来年に向けてまた新しい企画をしている。チラシなどの経費は、行政の助成金をいただいてやってみようというもの。

ひとつは「北遠 二俣の横丁と人めぐり」。二俣というかつて繁栄した町のオープンハウス。──蔵などのある昭和の雰囲気の横丁を散歩して、商店を訪ねて気さくな人柄に接してもらう。シャッター通りを借りて、作家のギャラリーに。路上ライブで神出鬼没で演奏してもらう。いくつかのお寺さんも参加してもらい、坐禅指導や精進料理の話なども。

あとひとつは、「はるの山里ゼミナール」。春野町という山里で暮らしている普通の人が先生になって教える。受講生も地元の人たち。人生で培ってきたワザと知恵を教え、分かち合う。▲たとえば、竹細工、イノシシの解体、薪割り、和服のリフォーム、草木染め、伝統料理、お茶のいれ方……、さらにはお経のよみかた、フランスの詩人・マラルメ入門、中国語で読む漢詩原始仏教・ダンマパダを読む……などなど。盛りだくさんの50講座。▲教えること・学ぶことで元気になる。交流が起きる。なんだか、おもしろいエネルギーが渦巻く、という企画。こんな山里でも、人材はいるんだし。▲で、明日、行政に申請することに。結果は5月中旬。