過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ドラム缶風呂を沸かしているところ

真っ暗でわからないと思うけど、ドラム缶風呂を沸かしているところ。てっぺんには大きな月が。竹の葉が揺れると月にかかって、いい風情。水墨画の世界。

深夜、氷点下の庭で沸かしていた。が、けっして寒くない。この寒さがまた、とてもいいんだ。なにしろ薪の燃える力ってすごいよ。体の芯に浸透する暖かさがある。暖をとるのに、電気やガスじゃあ、こうは温まらない。風呂に入っても、ガスなどで沸かした風呂とは、まるで温まり方がちがう。ので、わがやには内風呂はあるんだけれども、いつも露天風呂。

どうしてガスと薪とでは、こんなにも温まり方がちがうんだろう?  まあ、ひとつは燃えた薪の上で風呂に入っているわけだから、薪の炎の遠赤外線の効果が、水を通して浸透するんだろうか。それもあるけど、沸いた水そのものの質が、ちがっているような体感がある。