過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

春野で田舎暮らしをしたい人のための活動

春野に暮らしたいという方が訪ねてきて、空き家探しのお手伝をした。先週は、67歳の夫婦。今週は、33歳の方で、来月、子どもが生まれるという。「農業をやりたい、自然農法で、ハーブなどの苗を売りたい」という。でも、地元の人は、「農業で暮らしていけるなんても、ムリ・ムリ」と一言。だが、若い人が定住してくれことには、みんな大歓迎だ。農業をしたければ、遊休農地はたくさんある。草刈の手間が省けると、貸してもらえる。うちの1300坪の農地も、貸してあげたいくらいだ。

あちこちに空き家がある。お年寄りのひとり暮らしも多いので、数年後には、さらに空き家が増える。空き家のままでは物騒だし、住んでくれれば、お年寄りの見守り支援になる。若い家族が来てくれたら、地域が明るく活気が出る。赤ちゃんなどは、みんなの宝物だ。

「住んでくれたら、うちの空き家はタダで貸すよ」というところが二軒あった。家賃は月に5000円というところも。「売ってもいいよ」というところでは、100坪の敷地に母屋と離れの家付きで100万円。200坪の敷地に150年前のしっかりした家付きで200万円。もっとも、いろいろと補修に費用はかかるけどね。

そんなわけで、春野に住みたい人のために、ネットワーク作りをしていくつもり。空き家情報も集まってきている。で、近いうちに、春野で田舎暮らしをしたい人のための、セミナーやオープンハウスを企画するつもり。弾みが付いてくれば、北遠全体でも展開してみたい。